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虚構の自由は無知から生まれる。真実の自由は叡智から生まれる。

最近、自由意志というものについて議論がされている記事を見かけた。そこで考えたことは 自由意志とは実は人間の無知による産物ではないかということだ。 そこで自由には2つのタイプがあると考えた。ひとつは 無知による虚構の自由 で、もうひとつは 叡智による真実の自由 だ。 虚構の自由はただ知らないというだけで、決定論的真実を肯定できないだけの無知から生まれた自由で、制約を無自覚に受け入れているだけの 被支配的な状態 である。 そして真実の自由は叡智によって自らの意志を決定し、決定論的真実を肯定しても、それを無条件に受け入れる必要のない 支配的な状態 である。 ふと思ったのは、人間は決定論を肯定も否定もできないのに、それを論じていて運命だの偶然だの言っていることが実に滑稽であるということ。 人間として生きるなら、ぜひとも前者になりたいものだ。
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惜しみなく使えるものこそが、本当に惜しくなるものだ。

  タイトルの通り、 惜しみなく使えるものこそが、惜しくなるものであり、必要不可欠なものになる。 こういうジレンマは数多いが、最も本質的ではないだろうか。 まるで空気のように、 本当に必要なものこそ気付かないものだし、失ったころには大変なことになっている。 そういうことに感謝できることが生きる喜びであり、贅沢であるといえる。 あらゆるものは長期的に見て消耗品である。 だから適切な時期にしっかりと使ってあげないと真価を発揮できずに終わってしまう。 それこそが最も無駄あり、避けるべきことである。 だからこそ、 自分が使える量をしっかりと把握したうえで、使い切れるだけのものを持つ。 それこそが大人として、人間としてのものとの向き合い方である。 真剣に生きるからこそ、課題に真摯に向き合い、その中で最適な解を見つけて乗り越える。そんな熾烈な世界を生き抜くには、 ミニマリズムは不可欠だと思う。 そして、そんなこだわりを満足させるほどのものに出会う必要がある。それを見極めるための目を常に研ぎ澄ませていきたいものだ。

「完璧主義」がダメな3つの理由

みなさんこんにちは!Naokiです。 今回は自分への戒めや備忘録の意味も込めて、「完璧主義がダメな3つの理由」をみなさまとシェアしたいと思います。 1.過剰な欲望(異常に高い理想を持ちながら理想と現実の区別ができていない。) そもそも完璧主義の人はほとんどが理想主義者で、求めるレベルが高すぎます。言い換えるならば欲張りすぎるのです。それが現実的に実現可能なレベルであればとても良い効果を発揮することもありますが、大抵の場合は現状把握とセルフコントロールが効いていない自己認識の欠如した状態であるとしか言いようがありません。 みんなが乗るバスをまるで自分専用のタクシーかのように自分の行きたいところに向かわせるようなものです。こうやって実際に言われてみるとどうでしょう?すごくおかしなヤバいやつでしかないということがお分かりいただけたと思います。 無茶ぶりをされて気持ちのいい人なんていません。それが他人に向けたものであるのか自分に向けたものであるのかの違いでしかないので、如何にマズいことであるかということを認識していただけたらと思います。 2.協調性が取れない(他者との協調に困難が生じるため結果的に目標から遠ざかる。) 完璧主義であるということは必然的に他人のことを受け入れることが難しくなります。他者との良好な関係を維持することが難しいため、何かを協力して成し遂げることはできなくなります。 なので何をしてもうまくいかなくなります。それではむしろ完璧から遠ざかってしまっていますよね。でもそれを認識できていないのが完璧主義の恐ろしいところなのです。 3.パレートの法則(ある一定の基準を超えるとよりよくすることが難しくなる。) この世界というのは実に不思議なもので、あらゆるものが「8:2の法則」で成り立っています。例えば有名なものに「働きアリの法則」というものがあります。簡単に言うと、働きアリの中には8割の働いているアリと2割の怠けているアリがいて、それはどんなグループでも同じであるということです。 8か2かという数字が大事なのではなく、マジョリティであるかマイナリティであるかというのが重要です。例えば、最初の2割を始めてみるだけで、残りの8割は終わってしまったようになるとか、完璧にしようとすればするほど、残りの2割のために8割とい

「生産性」を飛躍的に向上させる3つの思考法

 私自身が実践を通じて得られた経験から厳選した、今すぐに始められる生産性を飛躍的に向上させる3つの思考法を皆様とシェアしたいと思います。行き詰った時にもう一度考えてみると、意外とあっさり解決できたりするかもしれません。 1.ゼロベース思考で考える力 これをヒトコトで言うと、「まずはシンプルに考えてみませんか?」ということです。すべてのものは人間が自分たちの都合のために作り出したものです。なので絶対というものはありません。ということは少なくとも1度は本当にそうなのかということを疑ってみる必要があります。例えば、老朽化した建物をリノベーションするとしても、基礎がしっかりしていなかったなどでその時代とは適合しない可能性があったりするように、今あるものを何も疑わずにそのまま受け入れることは、そういった危険を孕んでいたりします。  だとすれば、すべてをまっさらな状態に戻して初めからやり直した方が、より早く確実な方法といえます。執着は一般的に未練がましいという悪い意味で使われることが多いですが、それは裏返せば信念という言葉にもなりえます。つまり自分が持っているものを手放す際には執着といい、自分が何かを持とうとする際には信念というわけです。  ゼロベース思考で考えるためには「処理力」(捨てる力)と「創造力」(作る力)の両方が要求されます。ゼロベース思考で考えるということはシンプルに考えるということでもあります。これは意外と難しいことで、相当の判断力と決断力が要求されます。またそれを支える背景知識や経験も必要となるので、即座にできることではありません。なので常に思考を鍛錬する必要があります。  では、どのようにすればシンプルに考えることができるのかというと、まずは何もないゼロの状態から目的だけを考えることで、余計な雑念に惑わされることなく思考することができるようになります。これはクリティカルシンキングとも言われていて、本当に重要なこと以外は考えないようにすることで、本質が見えてくるということです。  人間は複雑なことを単純化して考えることはできますが、複雑なことを複雑なまま考えることはできません。複雑に絡まった物事は解きほぐした上で、もう一度原点に立ち返ってシンプルに考えてみましょう。 2.1のアイデアのために99のアイデアを犠牲にでき

「やること」を通じて得られた経験が最高の勉強になる。

みなさんこんにちは!Naokiです。 最近翻訳の仕事をしていてふと思ったのですが、まるで遊ぶかのように楽しく仕事しながら、経済的支援をいただきながら、勉強もできる環境を自分で構築しつつあるんだなと思ったら、今自分が置かれている状況というのがこの上なく幸せなんだなということに気付かされました。 その中でも特に大きかったのが勉強のこと。やっぱり座学でいくら学んだところで実務には使えない知識って山のようにあるんだなということと、自分から必死に取り組むことで得た情報って忘れることもないし、ちゃんと身についてるんだなということ。 もちろん勉強をするために時間を割くことも大切ですが、何かをしているうちに得られる経験や、そこから知ることができたものこそが人生に最も大切な勉強であることを改めて思い知らされました。 でもこれらすべてを感じることができたのも僕の心に「余裕」があったからだと思います。人間は集中しているときや余裕のない時はわざと思考停止して実行するようになっているので、何かを思い起こしたり感したりしてられないですからね。 自分に無理をさせず、ちょうどいい負荷をかけてあげる。時には忙しく、時にはゆったりとする。こういうメリハリをつけて自分をコントロールすることによって、本当の意味での「余裕」が生まれてくるのだと思います。 生活にメリハリつけてあげるとよりQOLが高まるというのは真実といえるでしょう。コツコツとやれることからやっていって、チャンスを見つけたらしっかりと掴み取る。それがより人生をうまく生き抜く方法かなと個人的には思っています。 これからは個人が輝く時代です。みなさんも自分のライフスタイルをブランド化して、存在するだけでひとりの価値ある人間として生きていけるのです。せっかくこんなに良い時代なのだから、もっとワクワク生きてきましょう!

「ダークモード」が超合理的なUIデザインである3つの理由

みなさんこんにちは!Naokiです。 最近やたらと話題になってきている「ダークモード」ですが、言葉だけが先走りしてて何のことだかよくわからない方もいらっしゃると思います。そんな皆様のためにも、そして世界の省電力化のためにも、ひいては社会貢献にも(しつこい。)なるように「ダークモード」のメリットを3つご紹介します。 1.省電力化に貢献する。 まず一番のメリットといわれているのが省電力化に貢献するということです。特に有機ELではその効果が顕著となります。液晶やその他のディスプレイでも多少なりとも効果はあるとは思われますが、有機ELとは原理が違うためあまり効果は期待できません。 2.ブルーライトカットになる。 光が減るということは必然的にブルーライトもカットされます。過剰に気にする必要はありませんが、眠気を覚ましてしまったり、目にダメージを与えると言われているので必要以上に受けたくないのも事実です。特に夜作業する場合には効果が期待できそうです。 3.視認性が高くなる。 意外と取り沙汰されないのがこの視認性についてです。実際に変えてみると今までは白に埋もれていたものが、とても際立って見えやすくなっています。視認性が高いことはUIデザインの基本中の基本なのでとても大事な要素です。最初は慣れないので違和感がありますが、ものによってはビックリするくらい見やすくなります。なぜ今まで気付かなかったのか不思議なくらいです。 さて、ざっと「ダークモード」のメリットをご紹介しました。実際に使ってみるまでは正直抵抗があるとは思いますが、慣れてしまえば違和感がないどころかもっと使いやすくなります。 それにしてもこういう地道な改善の積み重ねっていいですよね。今までより良くなった部分が見え始めるとワクワクするものです。 これだけ推したので、このブログも見ていただいている皆様のために、いつかはダークモードに対応させたいですね。 では、今日も昨日よりベターライフを!

ミニマリストなら知っておきたい「一生モノ」の選び方

「一生モノ」って何かいいですよね。持っているだけでワクワクするし、一生を一緒に添い遂げられると思うと、運命的な何かを感じます。せっかくモノを持つなら愛着の湧くモノを持っていたいですよね。 なので今回はそんな「一生モノ」を手に入れるための方法をご紹介します。 まず「一生モノ」を選ぶためには、我々が商品に何を求めるかということを知っておく必要があります。あなたが商品から受け取りたいものは、その商品の機能です。なので商品の価格ではなく、機能性を重視して商品の品質を見極める必要があります。 商品には様々な価格帯があります。必要な機能を有するものであれば何でもよいのですが、それでは「一生モノ」を手にすることはできません。ではその「一生モノ」を手に入れるために最適な価格帯を見ていきましょう。   まず、ある一定の価格帯以下の商品は正常に機能しない可能性が高くなります。俗に言う安物買いの銭失いになりやすいということです。一方で、商品がある一定の値段以上になると、コストパフォーマンスが低下します。こちらは宝の持ち腐れとでもいいましょうか。これらが均衡する最適値を知る必要があります。最適値は商品の種類やブランドによって変わりますが、大概の場合は平均価格の少し上あたりがベストと言えるでしょう。 「一生モノ」はその名の通り一生使い続けるわけですから、まずはそれに耐えうるしっかりとしたモノでなくてはなりません。もちろん扱い方によってモノの寿命は変わってきますが、作られた時点である程度寿命は決まっています。なのでそこを見極めることは「一生モノ」を手に入れるために非常に大切なポイントです。 また、派手でとがったモノではなく、自分のスタンダードとなるような無難なモノを選ぶようにしましょう。そうすることによって機能的に重複するような無駄を省くことができるようになります。 自分が一生使い続けるモノなので、値段ではなく中身で判断する方が重要です。人間は感情の生き物でもあるので、気持ちが伴わなければ満足できません。 それから、「一生モノ」を本当に「一生モノ」にするのは、あなたのモノに対する愛情や知識です。いくら質の良いモノであっても、メンテナンスを怠れば使えなくなります。 あなたも「一生モノ」を手に入れて、知らず知らずのうちにすり減っていくジリ貧生活から

思考のミニマリズムでスッキリと軽快な毎日を送ろう!

みなさんこんにちは!Naokiです。 最近はよくミニマリズムについての話を聞く機会が多くなりました。これだけ耳にする機会が多くなったということは、間違いなく世の中にも随分と浸透してきてる証拠だと思います。 その背景としては、私たち先進国に住む現代人の追求する目標の変化にあると考えられます。 昔はより物質的な豊かさを求めてきましたが、今では飽和状態になってしまい、物質的な豊かさに虚しさをおぼえ、物質的なモノによりどころを求められなくなってきました。 むしろ物質的な豊かさを追求するほど、精神的に圧迫されるような生きづらさをおぼえるようになったことから、物質的なものを排除して精神的な身軽さといった快楽を求める潮流になり、ミニマリズムや断捨離といった概念が飛躍的に拡散されたのだと推測されます。 さらに今度は物質的なミニマリズムや断捨離にとどまらず、人間関係や情報といった無形のものまで目が向けられるようになってきました。 そこで僕が今回思ったことは、その「精神的な不快感や圧迫感を感じさせる根源は何か?」ということです。それを突き止めることさえできれば、必要以上に手を加えなくて済むはずだからです。 そして、その「精神的な不快感や圧迫感を感じさせる根源」というのは、他ならぬ「思考方式」にあると考えました。 例えばネガティブ思考のように、そのまま放っておけば問題にならないことを根掘り葉掘り掘り返して問題にしてしまう人がいます。(そういう人に限って自分では何もできないことが多い。) たとえ自分で解決できるような人であっても、問題を必要以上に作らないようにしないと、オーバーフローで処理不能に陥ってしまいます。そうなってしまうと生産性うんぬんどころではなくなってしまいます。 そこで、考え抜いて良いのは「自分の人生に直結する重要なこと」と「生産性を向上させる仕組みを作ること」だけにしましょう。それ以外は必要以上に考えることも悩むこともしないようにするのです。 悩んだり僻んだりしてしまう自分に気付いたら「できないこと」を「できること」に変えていくことだけを考えるようにしましょう。 ひとつひとつ着実に変えていければ、それだけで良いのです。結果的にそれが物事を根本から変えて、問題を本質的に解決することになります。 もし成果が出ていないと

文化も自信も根拠はないけど必要なもの。

ハロー!ニーハオ!アニョハセヨ! Naokiです。 つい最近、韓国のムン・ジェイン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン委員長が板門店にてお互い境界線を越えるという、ある意味とても歴史的な場面が全世界で放映されていました。 そこで昨今グローバル社会やら多文化共生やらと言っていますが、それが本当に可能なのかという考えにひとり耽っていました。同一民族である大韓民国と北朝鮮でさえも既にあらゆる面で完全に異化してしまっており、とても統一は程遠いと言われています。 人間が一番違いを生む要素とは何でしょうか?それは「思想」であると僕は考えています。「思想」や思考方式が違えば表面上では同じ人間といえども、中身は全く異なります。 子供に教育するのは簡単です。なぜなら彼らはまだ確固とした思想を持っていないからです。でも大人になるとどうでしょう?何かを教えるのも億劫になるほどその人の個性という思想は変えられないものなのです。 タイトルにもある「文化」と「自信」。一見何も関係がなさそうなにも見えますが、よく考えてみるとある共通点があることにふと気が付きました。 それは、「根拠がない」ことです。でも、「必要なもの」なのです。文化というのは環境や状況によって成り立ってきました。なので、こうあるべきというものはありません。俗に言う「みんな違ってみんな良い」ですね。でも存在していなければ我々は生きてこれなかったでしょう。 自信というものも全く同じものであるということです。人は根拠のない自信によって生かされているといっても過言ではありません。だって自信がなかったら常にうつ病みたいな状態なわけで、生きていく希望など見出せるはずがありませんよね。 根拠がなければ存在できないなんてことになれば、何も存在する資格はなくなってしまいます。 だから、根拠なんてなくていいんです。根拠がなくたって自信をもって生きていてもいいんです。むしろ根拠がないからこそ素晴らしいのです。 それを忘れずに日々を生きていくともっとおおらかで寛大な気持ちで生きていけるはずです。穏やかな日々ほど幸せなことはないのですから。 あなたが存在する理由なんてなくても良いのです。だってあなたの存在そのものが素晴らしくて尊いものなのですから。 自信を失ったときは、自分の自信が何に裏付いていたのか

教養は良質なインプットから生まれる。精神の栄養バランスを整えよう。

みなさんこんにちは!Naokiです。 「本を読む余裕がない」というのであれば、「信頼できる書評」を読むのが一番です。まるで値引きされたキムチを買うように、要領よくいいとこどりすれば良いわけです。 そもそも、私たちは何が得られることを期待して本を読むのでしょうか?それは、本に書いてある文字を覚えることではなく、本から得られる知識や知恵などのエッセンスなのです。 そのエッセンスの欲しい部分は人によって異なります。なので、自分が「この人だ!」と思った人の書評を見ることで、自分の欲しい部分を迅速かつ的確に得ることができます。 僕は「効率重視」なので、よほどでなければ本そのものよりも書評を読むようにしています。 また、本に限らず人生に重要な教訓が書かれているものは何度も読み返す必要があります。なので、普段から自分の人生にとって重要だと思うことは常にまとめておきましょう。 整理されていることで見返しやすくなります。これもやはりミニマリズムにつながるところがありますね。 ただし、自分が本当に興味を持った本については、自分の思考を深めるためにも、速読のトレーニングのためにも、一度は本を手に取って自分で読んでみる方が良いと思います。 ここで、今回の主題でもある書評の中で、私が厳選したオススメを紹介したいと思います。 【書評】『「言葉にできる」は武器になる。』(梅田悟司) 【書評】『望んでいるものが手に入らない本当の理由』(心屋仁之助) 【書評】『問題解決大全』(読書猿) 【書評】『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン) 【書評】『2軸思考』(木部智之) 【書評】『武器になる哲学』(山口周) また、忘れてはいけないことがひとつあります。それはアウトプットです。まるで人間が食べてから排泄しないと死んでしまうように、インプットしたきりでアウトプットに移さないと、せっかくの貴重な知識や情報も腐敗してしまいます。 アウトプットすることによって、インプットした内容がより明確で鮮明になります。あなたも「これはいい!」というのを見つけたら、みんなにシェアしてみましょう。そうすれば、もっといい世界が見えてくるはずです。 インプットとアウトプットの連続でどんどん成長していきましょう!